第19回:進化する老舗のDNA「和田八蒲鉾製造株式会社」(J-Net21より)
- 2023年04月06日
- 最終更新日:2024年04月16日
持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年9月の国連サミットで採択された17のゴールと169のターゲットからなる16年から30年までの国際目標です。日本政府もSDGs達成を通じた中小企業などの企業価値向上や競争力強化に取り組んでいます。J-Net21では、国の機関や専門コンサルタントの活動およびSDGs達成に貢献している中小企業などの先進事例を紹介しています。
今回は老舗のDNAを武器に、SDGsを共通言語として海外での事業展開に挑戦する「和田八蒲鉾製造株式会社」を紹介します。
和田八蒲鉾製造株式会社は、蒲鉾やちくわなど水産練り物を製造する老舗企業だ。イトヨリダイ、シログチなど5種類の魚を絶妙なバランスで配合した商品の評価は高く、関西圏の有名料亭やミシュラン星付きのレストランから、大手百貨店・生協・スーパー向けまで、幅広い顧客に販売している。近年は、年末年始の迎春用商品販売以外の売上を拡げるため、ハロウィンやバレンタインなど季節イベントに合わせた新たな商品づくりや海外向けの販路拡大にも挑戦している。