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職人から経営者へ

  • 2020年10月16日
  • 経営サポート
  • 最終更新日:2020年10月16日
 

小規模企業のみなさま

 

新型コロナウイルスの感染拡大により、先行きが不透明な状況が続いています。
このようななかで、小規模企業がどのような姿勢・考え方でコロナ時代に対応するべきかについて、(独)中小企業基盤整備機構で中小企業支援アドバイザーとしてご活躍され、全国の小規模企業経営者と親交を深めてきた、(株)アテーナソリューション代表取締役の立石裕明氏にお話を伺いましたので、みなさまの経営のヒントにしていただければ幸いです。

※不定期に5回シリーズで配信させていただく予定です。
(稲垣)

 

前回の記事(第1回)

小規模企業には「伸び代」しかない!

第2回 職人から経営者へ

 

多くの小規模企業者は、優れた職人が独立して起業したことから始まっています。
もしくは、優れた職人であった先代を継いだ息子・娘です。

その息子・娘もまた、先代同様に優れた職人です。

 

これは当然のことです。
腕がいい大工、目利きが利く魚屋、おいしい料理を作れる料理人と、商品・サービスに自信のある職人でなければ起業できませんし、続けることもできません。小規模企業の経営者は、みな特別に優れた職人なのです。

 

ただし、ただでさえ競争の激しい現在。
ましてコロナ禍の中において、職人であり続けるのは危険です。

 

金融機関からの借り入れや給付金・補助金等を利用した小規模事業者は、なんとか一息ついたと思いますが、まだまだ厳しい状況は続きます。真の意味で「経営者」とならなければ、この荒波を乗り越えることはできません。

 

では、職人と経営者の違いとは何でしょうか。
答えは「お金の流れを把握しているかどうか」です。

 

そのためには、まず「向こう1年のカネの流れを見渡すこと」から始めましょう。
ずばり、「この先1年の資金繰り表」を作るわけです。

 

おっくうな気分になる人もいるでしょう。

 

お金のことは奥さんや税理士に任せていて、

 

俺はカネのことはわかんねぇ

 

という人も多くいると思います。

 

しかし、私が考えた「立石流かんたん資金繰り表」はお小遣い帳と同じ形式です。
お金の出し入れを予測して、管理するだけ。

 

Excelが使えるなら、以下のExcelファイルを使うと、残高が自動計算されるので便利です。

 

簡単資金繰り表_ミラサポplus Excel

 

 

Excelが難しければ手書きでも問題ありません。

ぜひ、「立石流かんたん資金繰り表」を作成してみてください。

 

なお、ここでは1月1日を期首として紹介しています。

 

① 日繰り表

日繰り表は、現段階でいくらお金があるかを把握するものです。
そのため、基本的にはお小遣い帳と同じ形式になっています。

 

まず、1月1日の繰越高を「残高」欄に記入します。
この「残高」には、預金も合わせて記入してください。

 

その後は、お金の支払い・入金があるたびに、その内容と金額を入力します。
そのうえで、支払い・入金後の残高を書き入れていきます。
手書きで作成する人は、[直近の残高−支払額+入金額]で現在の残高を計算します。

日繰り表画像

 

 

② 日繰り表(勘定科目)

 

日繰り表(勘定科目)は、名前のとおり、勘定科目別に収入(入金)と支払い(出金)を管理するものです。
あらかじめ日付が振ってありますので、当てはまる勘定科目にその金額を書き入れます。

 

一番左の大きな枠には、「収入」があります。
現金売上、売掛金回収、手形支払、雑収入があった際には、この欄に書き入れましょう。

 

支払いも同様です。
支払いで大切なのは「役員報酬(経営者給与)」です。
小規模起業者の場合、会社のお金と家計に明確な線引をしていないことがあります。
特に経営が厳しいときには役員報酬をとらない経営者が多いのですが、非常に危険な行為です。

さらに、経営者が事業に貸付を行っている場合には、「経営者返済」にも書き入れます。

 

経営の立て直しをするにも、廃業するにはお金はかかります。

経営者の給料は「命銭」とも言えるもので、いざというときに手元にお金があるかないかで結果が大きく違ってきます。

決して後回しにしないでください。まっ先に1年分を記入しください。

 

また、右には「返済」枠があります。ここが立石流・資金繰り表の肝です。
資金繰り表を作っている経営者でも、なぜか返済だけは別に管理をしている人が多いからです。

 

「お金の流れ」という意味では、買掛金の支払いも、借入金の返済も同じです。
必ず資金繰り表に表示させるようにしましょう。

 

また、「日繰り表(勘定科目)」は、あらかじめ金額がわかるものがあるので、これらは先に記入しておきます。
表内で黄色で示している「役員報酬(経営者給与)」「支払利息」「返済額」です。

金融機関から送付されてきた返済予定表をもとに書き入れましょう。

 

また、クリーム色になっている「地代家賃」「社会保険料」「税金」もある程度わかります。
これらもあらかじめ予想額を記入し、金額が確定した時点で修正するようにしましょう。

日繰り表(勘定科目)画像

 

③ 月次

 

月次は、「日繰り(勘定科目)」を月ごとにまとめるものです。

最初に、最上段の3つ(黄色になっている部分)を記入します。

① 現金預金残高(1日時点)……1月1日時点の現金預金残高を記入します。「日繰り表」の「1月1日 前月繰越高」と同じ金額です(Excelでは自動的に転記されます)。

② 昨年度売上(実績)……昨年度の月別の売り上げを書き入れます。

③ 売上(予測)……昨年度の売り上げを見ながら「去年の半分ぐらいかな」「2割増はいける」など予測額を記入します。

 

それ以外の数字は、Excelを使う人は自動的に転記されます。

 

手書きで資金繰り表を作成する人は、「日繰り(勘定科目)」を使わず、毎月末に「月次」だけを作成してもかまいません。

この場合、黄色になっている「役員報酬(経営者給料)」「支払利息」と各種返済は金額がわかるので、あらかじめ記入します。

クリーム色になっている「地代家賃」「社会保険料」「税金」も予想額を記入し、確定した時点で記入します。

月次画像

 

面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば短時間ですむ作業です。
資金繰り表を作成して、毎月お金の流れを確認しておくと、早い段階で経営悪化を予測することができます。その分、打つ手が多くなりますので、ぜひ作成してください。

 

前回の記事(第1回)

小規模企業には「伸び代」しかない!

事業者のみなさま

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